*BL小説* 全作品R18です。 閲覧は自己責任でお願いいたします。
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震えて立ち上がる屹立に片岡の温かい息がかかる。視界を奪われているから、他の感覚が研ぎ澄まされて敏感になっている。なおさら気持ちが昂ぶった。
「あ、なに・・・ヤダ・・・あッ・・・」
生温かく湿ったものに硬茎が包まれる。脳天に響くような快楽に、驚いて目を開いたものの、片岡がこちらに背を向けて歩の下半身に覆いかぶさっていて様子を伺い知る事ができない。けれど何をされているのかは、回らない頭でもわかった。
「けんすけッ・・・ダメッ・・・汚い、よ・・・」
「んッ、ふ・・・ん、ッ・・・」
彼の柔らかい唇が勢いを増していく分身をリズム良く擦り上げていく。吸われるたびに達しそうになるのに、羞恥心が邪魔をして力んでしまう。
「ぁ・・・けんす、けッ・・・あ、ヤダ・・・」
「・・・ッ・・・ふッ・・・」
「出るッ・・・けん、ぁ・・・も・・・」
気持ち良さに形振り構わず仰け反って、必死に快感をかわす。彼の口に放ってしまいそうで慌てている歩に反して、片岡は丹念に愛撫を続けた。
「ッ・・・けん、すけ・・・」
硬茎を熱が駆け上ってくる。気持ち良くて、恥ずかしくて、感情が振り切れて目尻から涙が溢れた。このまま身を任せて達してしまいたい気持ちと、居た堪れない気持ちが交差する。けれど温かい口内に包まれて、我慢しながら彷徨うのもすぐに訪れた限界に終わりを告げる。
「うッ・・・ん・・・ッ・・・」
「・・・ッ・・・ふッ・・・」
全身が焼き切れてしまいそうな絶頂を迎えて、感じるままに膨れ上がった快感の証を放つ。吸われるたびに指先まで震えが走った。
「けん、すけッ・・・やッ・・・あたま、おかしく、なる・・・ッ・・・」
片岡の背を行き来していた歩の手を、あやすように片岡の手が握ってくれる。過ぎた快感をやり過ごすために、歩は縋るように握り返した。
前に片岡とした時とは比べ物にならないくらいの羞恥と快感。恋人って二人でこんな絶頂を分かち合うものなのだろうか。そうだとしたら自分の心臓はこの刺激に耐えられる気がしない。
「歩、泣くほどビックリしたの?」
「だって・・・」
頬を濡らしていた涙を片岡が指で拭ってくれる。恐々片岡と目を合わせたら、彼の口元に行為の跡を見てしまって、身体が燃えるように熱くなった。
「セックスって、もっと凄い事するよ?」
「ウソ・・・」
これ以上を考えようと思っても頭はパンクして考える事を拒む。今日はしないと言った片岡は多分正しい。
「ねぇ、ココ貸して?」
太腿をさすって片岡が尋ねてくるが、何の事を言われているのかわからないまま、恐々頷いた。
「今日は痛い事、絶対しない。気持ち良くなるだけ。ね?」
「・・・うん。」
ベッドの上で背後から横抱きにされる。片岡の吐息が首元にかかって、少しくすぐったかった。
片岡が背後でゴソゴソと着ている物を脱ぎ去る気配がする。気になって後ろを向こうとしたところで、すぐに抱き締められてしまい身動きが取れなくなった。
彼の昂りが直に肌に触れてドキリとする。見えない分、肌でそのカタチをくっきりと感じ取ってしまい、心臓が心配になるくらい大きく鳴り始めた。
「歩。緊張してる?大丈夫だよ。」
そう言いながら腿を割って入り込んできた片岡の熱さに顔が急激に火照っていく。昂ぶって血の集まった彼の分身は驚くほど熱い。自分もさっき彼の口で爆ぜた時、こんな熱さを持っていたんだろうか。
「気持ちいい。歩、足閉じててくれる?」
「う、うん。」
片岡の手が歩の前に回ってくる。萎えたモノを掌に優しく包まれて、歩のそれはすぐに芯を持った。
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