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とおる亭

*BL小説* 全作品R18です。 閲覧は自己責任でお願いいたします。

沢田家の双子「1月4日21:30」【R18】

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沢田家の双子「1月4日21:30」【R18】

昨夜は両親のこともあってか互いにそんな気分になれなかったのに、一日経ってしまえばこんなにも簡単に欲望に火がつく。

 元は一つだったんじゃなかろうかと思うほど四肢を絡めて身体を貪り、迸る熱を確かめ合う。

 「ぁ、優希、そんなこと、しなくていいから・・・」

 「やだ、したい」

 和希の昂りを口に含む。自分の口には収まりきらない和希の硬茎は、舌を這わせるとさらに容積を増した。

 感じてくれているのが嬉しくて夢中で吸い付き、舐め回す。先端に透明な蜜が生まれては口内に独特な苦味が広がり、優希も妙に興奮してくる。同じ男だから、どこが気持ちいいのか手に取るようにわかる。そして二人で重ねてきた年月もまた、行為の濃厚さに拍車を掛けていた。

 手も使って愛撫すると和希から荒い息が上がって、どんどん分身は張り詰めていく。

 「ッ・・・ゆう、き・・・出そう・・・」

 優希の髪を梳いていた長い指の動きが止まる。舌を先端に絡ませて吸い付くと、和希が息を呑む。

 「ぁ、ゆう・・・ッ」

 射精の予感に腰を引こうとした和希をしっかりホールドして、口の中で果てさせる。喉奥めがけて熱が何度も勢いよく放出された。年末年始、実家に入り浸っていたから身体を重ねていない。久しぶりの吐精に和希の身体が震え、少し乱暴に優希の頭部を彼の手が行き来した。

たっぷりと口内に吐き出された精を飲み干すと、途端に和希が慌てる。

 「バカ、飲むなよ・・・」

 「だって、和希はいつもしてくれてるよ?俺だってしてあげたい。」

 「・・・心臓に悪いよ。」

 初めの頃、優希が嫌がっても何度も繰り返し愛撫を施してきた和希。彼の気持ちが今ならわかる。好きな人に気持ち良くなってもらえるのが純粋に嬉しい。夢中になって溺れさせたくなる。そして快感に抗って羞恥した顔を見せられれば、さらに興奮して濃厚な愛撫を施したくなるものなのだ。

 和希が優希へと手を伸ばし、あっという間に形勢は逆転する。本来男は相手を組み敷いて征服欲を満たす生き物であるはずなのに、和希に組み敷かれることに、この上ない満足感を得る自分がいる。そういうところからして、すでに自分はズレてしまっているのだろう。

 合わせた唇に自分の精の苦味を感じたのか、和希が僅かに眉を顰める。しかしそんな様子を窺う余裕があったのもほんの一瞬。優希はすぐに和希の熱情に翻弄されていった。













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こんにちは。
連日、このような拙い作品を閲覧いただきまして、
感謝感謝でございます!

また、ランキングボタンへのクリックもありがとうございます!!
仕事が激務だったので、嬉しくて泣きそうです。

ようやく多忙な日々から解放され、
仕事も通常運転になりつつあります。

家庭と仕事を両立しつつ、
夫の目を盗んで書き溜めている状態です(笑)

無事、「沢田家の双子」はラストまで辿り着きましたので、
あとは微修正をしながら毎日更新していきたいと思います。

若干修正で話数が前後するかもしれませんが、
現段階では、
前半の社会人編が12話、
中盤の高校生~大学卒業編が40話、
後半の社会人編が5話でございます。


ちょっと長くなりましたが、本日はこれにて。
みなさま、良い一日をお過ごしください。

管理人:朝霧とおる

 
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