忍者ブログ

とおる亭

*BL小説* 全作品R18です。 閲覧は自己責任でお願いいたします。

沢田家の双子「近すぎて遠すぎて25」【R18】

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

沢田家の双子「近すぎて遠すぎて25」【R18】

底なしのように溢れてくる蜜が何度も和希の手を汚し、それを見て心が歓喜に震える。身体だけ先に大人になり、自分たちの性の概念はきっとまだまだ幼い。でも互いの想いを確かめるように、必死に生まれてくる熱を追った。

「あッ・・・かず、き・・・」

和希が触れていく先全てが熱く火照っていく。身体のあらゆる場所を弄られ、溶かされて、理性はとうの昔に手放した。次から次へと溢れて出てくる熱をどうにかして欲しくて、腰を浮かせて強請る。その様子を愛しげに見つめてくる和希の視線が嬉しい。

「ね・・・かずき・・・」

一つになりたいのに、和希はなかなかその分身をくれない。和希の手によって何度も吐精した優希と違い、和希はまだ一度も熱を解放していない。我慢も限界と、和希の張り詰めた膨らみに手を伸ばす。

「ッ・・・」

和希が息を呑んで呻く。分身を早急な手つきで擦り上げると、和希が顔を歪めて荒く息をし始める。

「ぁ・・・優希ッ・・・」

和希の切羽詰まった声が腰に響く。和希が優希を高めることだけに没頭していた理由はすぐに思い至った。和希は身体を繋げることを躊躇している。きっと難しいことを考えているのだ。堕ちるところまで堕ちてしまいたいと思っている優希にとって、和希の理性は邪魔だった。繋がり、溶け合って、いっそ壊してしまいたい。そんな欲望が優希の中を渦巻いている。

和希が優希の手に弄られながら極まりそうになる。イきそうだと呟いたので、分身の根元を手できつく戒めた。

「はぁッ・・・」

和希が息を呑んで苦しげに目で訴えてきたが、戒めを解かずにいると、和希はついに陥落した。
少し強引な手つきで優希の腰を抱え上げ、優希の秘部に指を突き入れる。性急な動きに、優希の後孔は微かに抵抗を示した。しかしローションを手に取りたっぷりと塗り込められ丁寧に解されていくと、内部が熱く蠢き始める。

「ん・・・あぁ・・・かず、き・・・」

上がる優希の嬌声に促されるように、秘部を弄る指が増えていく。感じる一点を指が突き始めた頃には、度重なる吐精で萎えていた優希の前もしっかり兆していた。

先端に和希の唇が触れる。新たな刺激を期待した硬茎は天を向いて主張する。食むように愛撫され、後孔も愛されて、達しそうになるのを懸命に堪える。

「かずき・・・かず、き・・・」

腰を無意識に突き出すと、急に後孔を蹂躙していた手が去っていく。物欲しげに秘部がヒクついて、すぐに充てがわれた和希の熱に喉が鳴る。

「あ、あぁ、あッ・・・」

押し入ってきた圧倒的存在感のある熱に息が止まりそうになる。必死に息を吐き出して、和希の腰の動きに合わせて力を抜いていく。和希の硬茎が全て収まって安堵していたのも束の間、和希が眉を顰めて腰を揺すり始める。

「優希ッ、ごめん・・・耐えられない・・・」

圧迫感で腹部が苦しくても、和希に求められていることが泣きたいくらい嬉しかった。必死にしがみ付いて、和希の揺さぶりから快感を拾う。

「優希、優希ッ」

今まで抑えていたもの全てを解き放つように和希が腰を突き入れてくる。慣れも余裕も一切なく、夢中で交じり合う。二人の限界はあっという間に来た。

「ん、ん、あ・・・あぁ、あ、あッ」

「ぁ・・・イくッ。ゆう、きッ」

互いに気遣う余裕すらないまま、和希に強く揺さぶられて優希が先に嬌声を上げた。

「ッ・・・ああぁぁぁッ」

達して優希の後孔がきつく絞まる。和希が息を呑んで数回激しく腰を突き入れた後、膨れ上がった熱を秘部から抜き去る。急に後孔を占めていた圧迫感が去っていき、すぐに和希は優希の腹部へ白濁の蜜を散らせた。

「はぁ・・・はぁ・・・」

初めて知る狂いそうなほどの快感。腹部に何度も熱を放出する和希を呆然と見遣る。好きな人に抱かれたんだと回らない頭で思ったら、自然に涙が溢れた。

「かずき・・・」

四肢を絡めると、和希からたくさんの口づけが降ってくる。少しくすぐったくて、達したばかりの敏感な肌が互いに震えた。

「優希・・・優しくできなくて、ごめん。」

行為の荒々しさを物語るように腰は悲鳴を上げている。でもそれに反して心はとても満ち足りていた。

「かずき、だいすき・・・。」

キスを強請ると、再び啄むようなキスが降ってくる。二人は夕闇の迫る外の景色を尻目に、気の済むまで繰り返し唇を重ね合った。












いつも応援ありがとうございます!!
励みになっております。

Twitter
@AsagiriToru
朝霧とおる

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

B L ♂ U N I O N
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

プロフィール

HN:
朝霧とおる
性別:
非公開

P R

フリーエリア