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とおる亭

*BL小説* 全作品R18です。 閲覧は自己責任でお願いいたします。

冬の報せ

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コメント

2. こんばんは♪

ライーー(。≧Д≦。)ーーッ!
悲しいです。ライが亡くなったなんて…。
そういえば具合を悪くしていましたね。今頃は天国で理世と再会して、いろいろと語り合っているのでしょうか…

でも、別れがあれば新たな出会いも。フェイに弟子が出来たんですね~
今度からキィのみならず弟子にまで嫉妬しそうですね、世羅。(笑)

フェイの両脇を囲むキィと弟子VSヤキモチ世羅の攻防戦を見られる日が来るのかしら(笑)楽しみです(^^)

そしてそしてカタツムリに夢中な結弦に、毎晩、釘付けになってる私(笑)

不思議ちゃんてどんな子かなぁと、あれこれ想像していましたが、私の想像を遥かに超える最強キャラでございました(笑)

涼介の、これまでの必死の自制と想いが爆発したようなキスに無反応って(≧∇≦)途方に暮れる涼介が、可哀想だけど面白すぎます(笑)
これからどんな展開になるのか、結弦の言動が楽しみです(*^^*)

とおるさん、明日から旅行なのですね♪お身体に気を付けて、思いっきり楽しんでリフレッシュされてくださいね!どうぞ素敵な日々をo(^o^)o

Re:こんばんは♪

なぎ様、こんばんは!

ライは大往生なので、惜しまれつつも皆がお疲れ様と感謝の気持ちで見送られたと思っています。
フェイにはこの弟子と二人、そして一羽と旅をしてもらう予定です。
きっと世羅は内心嫉妬どころの騒ぎではないでしょうけれど、幼子に敵意を剥き出しにするわけにもいかず、悶々とした日々が始まることでしょう(笑)

結弦はマイペース過ぎますが、行動には彼なりに一貫性があり、意思がしっかりあるので意外と書きやすいです。
一方涼介はフラフラ落ち着きがないので何をするかかえってわからず悩まされます。
結局全29話になりました。
もうしばらくお付き合いいただけたら嬉しいです。

せっかく遠出をするので、足を使って全力で楽しんできたいと思います。
なぎ様も体調にはお気を付けてお過ごしください!

1. 無題

とおる様、冬の報せの投下ありがとうございます♪

3日からご旅行とのこと。
旅行先で小説の設定のヒントになりそうな風景・食事・その他~があればいいのですが(願望・・・)
楽しんできてくださいね。

Re:無題

出逢う人や食べ物、見る景色に影響されやすいたちなので、きっと何かしら収穫がある、はず。。。(笑)
碧眼の鳥ではフェイに弟子ができたこともあり、彼はまた長い旅に出掛けることになりそうです。
世羅は悲しむでしょうが、別れはドラマを生むはずなので、来年度、何かしらお届けできるかと。
ゆるりとお待ちいただけると有難いです。

ただいまコメントを受けつけておりません。

冬の報せ

雲一つない空へ、一筋の煙がそろそろと昇っていく。炎は一片の紙を食んだ瞬間勢いを増して、焼き切った後に再び元の静かな揺らめきを取り戻した。

フェイの横で忙しなくキィが声を上げる。王都に集まった仲間たちと、どうやら話が弾んでいるらしい。

立ち上がって天に向かい手を合わせる。この胸に宿った新たな決意を果たせるよう、天に召された先人たちに誓うためである。また一つ消えてしまった魂が、未来永劫、安らかであるよう感謝の念と共に送り出し、フェイは一つ安堵の息をついた。

「キィ。世羅様がまた私がいなくなったと騒がれるかも。部屋へ戻りましょう。」

王宮の庭に炊いた火を鎮めて、灰になった枝を土に埋める。旅慣れたフェイには当たり前の日常だが、時々同席する世羅は炎を見つめて不思議そうにする。木々の合間にイモを転がして焼き、口にした日は大騒ぎだ。

しかしフェイと同じことをしたいと望んでいるようで、いつも果敢に手は伸ばしてくる。華やかなものに慣れている彼の舌は、土の味がするものを受け付けないらしい。引き攣る世羅の横顔を見ながらフェイが笑うと、彼は残念そうに肩を落とすのだ。

王宮にとどまる事は、薬師として必ずしもいい事ばかりではない。野山を歩く足を衰えさせ、自然の恵みに生かされていることをつい忘れてしまうからだ。しかしこの冬は薬師たちにとって試練の冬となった。

最長老だった薬師の長、ライが息を引き取った。

皆がそれぞれに彼から智慧を授けられながら、ここまでの道のりを歩いてきた。その支えを失ってしまったのだ。けれど誰もが永遠ではない。いつか必ずこの時はやってくる。

ライに別れを告げるため、この冬、薬師たちは王宮で喪に服す。

薬師たちにとって悲しく寂しい冬。しかし春になれば草花の息吹と共に、また大地を踏みしめて旅立っていくことになる。新しい長には薬師たちの年長者であるシンが選ばれ、その任を継ぐことになった。


 * * *


『理世様。

もうあちらで我らの師にお会いになりましたか。

ライ様の顔をもう見ることが叶わない一方で、その仕事に敬意を払い、御霊が安らかであることを祈っております。

今朝、王都に一つの火柱が上がりました。

大切な家屋を焼き、命を焼き、そして私に一人の大切な弟子をもたらしました。

炎は人を温めも殺めもする。

この文を空に昇る煙に変えて、天にいらっしゃる理世様のもとへ届けもする。

炎に運命を翻弄された私の弟子が、この先どうか幸多く生き永らえますようにお守りください。

人に涙を見せぬゆえ、その強さがかえって不安を呼んでいるのです。

旅立ちの春がやってまいりましたら、行く道にたくさんの草花を届けてくださいますように。

王都を出たことがないという彼に、命の美しさと力強さを見せてやりたいのです。

傷を癒し、身と心が生きる術を授けることができるよう、寄り添って歩み続けることができたなら、きっとその先に彼の幸せがあることを信じて。

寒さが身に沁みる冬の王宮より。

フェイ。』








-----
短めですが、投下して仕事に戻ります。
3日から、バタバタと旅行へ行ってまいります。
長期休みが久々なので、満喫できることを願いまして。。。
皆さま、体調にはお気を付けてお過ごしください!!
それでは!

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コメント

2. こんばんは♪

ライーー(。≧Д≦。)ーーッ!
悲しいです。ライが亡くなったなんて…。
そういえば具合を悪くしていましたね。今頃は天国で理世と再会して、いろいろと語り合っているのでしょうか…

でも、別れがあれば新たな出会いも。フェイに弟子が出来たんですね~
今度からキィのみならず弟子にまで嫉妬しそうですね、世羅。(笑)

フェイの両脇を囲むキィと弟子VSヤキモチ世羅の攻防戦を見られる日が来るのかしら(笑)楽しみです(^^)

そしてそしてカタツムリに夢中な結弦に、毎晩、釘付けになってる私(笑)

不思議ちゃんてどんな子かなぁと、あれこれ想像していましたが、私の想像を遥かに超える最強キャラでございました(笑)

涼介の、これまでの必死の自制と想いが爆発したようなキスに無反応って(≧∇≦)途方に暮れる涼介が、可哀想だけど面白すぎます(笑)
これからどんな展開になるのか、結弦の言動が楽しみです(*^^*)

とおるさん、明日から旅行なのですね♪お身体に気を付けて、思いっきり楽しんでリフレッシュされてくださいね!どうぞ素敵な日々をo(^o^)o

Re:こんばんは♪

なぎ様、こんばんは!

ライは大往生なので、惜しまれつつも皆がお疲れ様と感謝の気持ちで見送られたと思っています。
フェイにはこの弟子と二人、そして一羽と旅をしてもらう予定です。
きっと世羅は内心嫉妬どころの騒ぎではないでしょうけれど、幼子に敵意を剥き出しにするわけにもいかず、悶々とした日々が始まることでしょう(笑)

結弦はマイペース過ぎますが、行動には彼なりに一貫性があり、意思がしっかりあるので意外と書きやすいです。
一方涼介はフラフラ落ち着きがないので何をするかかえってわからず悩まされます。
結局全29話になりました。
もうしばらくお付き合いいただけたら嬉しいです。

せっかく遠出をするので、足を使って全力で楽しんできたいと思います。
なぎ様も体調にはお気を付けてお過ごしください!

1. 無題

とおる様、冬の報せの投下ありがとうございます♪

3日からご旅行とのこと。
旅行先で小説の設定のヒントになりそうな風景・食事・その他~があればいいのですが(願望・・・)
楽しんできてくださいね。

Re:無題

出逢う人や食べ物、見る景色に影響されやすいたちなので、きっと何かしら収穫がある、はず。。。(笑)
碧眼の鳥ではフェイに弟子ができたこともあり、彼はまた長い旅に出掛けることになりそうです。
世羅は悲しむでしょうが、別れはドラマを生むはずなので、来年度、何かしらお届けできるかと。
ゆるりとお待ちいただけると有難いです。

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