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とおる亭

*BL小説* 全作品R18です。 閲覧は自己責任でお願いいたします。

沢田家の双子「9月2日22:00」【R18】

冷房の効いた部屋、敷かれた布団の上で大の字になって寝転がる。何もしなくていいという贅沢。秒刻みで動き回る日常から離れると、頭の中がとてもシンプルになって自分が求めているものがはっきりとカタチを成してくる。

隣りに寄り添って寝転がる優希の上気した肌。吸い付きたい衝動に駆られて下半身は勝手に刺激を期待して反応し始める。邪な考えを何とか振り払おうとゆっくり深呼吸をして身体を冷まそうとするけれど、それよりも優希が身体を擦り寄せてくる方が先だった。

「和希」

「ダメだって・・・ここ壁薄いから丸聞こえだよ。」

「両隣り、いないよ?」

「おい、優希。触るなってば・・・。」

すでに緩く勃ち上がっているものを直に揉み込まれて、眉を顰めて息を詰める。

「声、我慢するから、ね?」

「ッ・・・そう言って、我慢できた試しがないだろ・・・」

抵抗する気があるなら全力ですれば優希に力で負けることなんてない。けれど全力で抗わないのは、この先の行為をどこかで期待しているからだ。

自分の雄が与えられる刺激に歓喜して、優希の手の中で育っていく。赤黒く充血していき、今さらダメだと言ったところで説得力の欠片もないだろう。

「優希、ホント知らないよ?」

「大丈夫。」

「大丈夫じゃないから、言ってるんだろ?」

早々に白旗を上げて優希を組み敷く。触れた優希の身体が想像以上に熱く火照っていた。抱き締めると甘い香りが匂い立ってくるような感覚がして目眩さえ覚える。

「んッ・・・ッ・・・」

首筋に噛り付きながら胸の飾りに手を伸ばす。女の子のように膨らみがあるわけではないけれど、掌で覆うように撫でて突起を弄れば、優希はちゃんと甘い声で応える。けれど今日は幾分声を出すことを控える気があるのか、唇を噛んで堪えている。

「優希、そんな風に噛んでたら唇切れちゃうよ。」

涙目で見上げてくる優希に下半身が疼くのを感じる。ミニタオルを口元に充てがうと迷わず咥えて和希の手を自ら敏感な場所へと導いていこうとする。優希の動きに逆らわず、彼のズボンを下げ、刺激を期待するそれに指を絡めて扱く。優希の嬌声はタオルに吸い込まれて、微かな唸り声だけが耳に届いた。

痛めつける趣味はないのだが、眠っていた嗜虐性を煽られるようなその声と姿に、いつもとは違う興奮を覚える。

「ん・・・んー・・・ッ」

優希の感じ方もいつもより敏感で、後孔を愛撫しながら勃ち上がったものを口内で遊ばせると、身体を震わせて快感を享受している。

「ん、んッ・・・ぅ、んッ・・・」

腰を浮かせ、上げる声の間隔が短くなれば、それが優希の極まる合図。いつまでも快感に悶える姿を見ていたいと思う一方で、あまり苦しませるのは可哀想だと、もう一人の自分が諭し始める。結局甘やかせたい気持ちが勝って、優希を高みへと導くために強く愛撫を施す。

「ッ・・・ん、ふぅ、んーーッ」

後孔の感じやすい場所を集中的に攻め、深く前を咥えて吸いつくと、硬茎はどくりと舌の上で波打って呆気なく精を放った。

「んッ、ん、ん・・・」

一瞬強張って反り返った優希の身体も、次の瞬間には弛緩して、感じた分だけ惜しげもなく熱を放っていく。口の中に放たれたそれを和希は躊躇うことなく呑み下した。

「ぁ・・・かず、き・・・」

咥えていたタオルが外れて、優希の震える声が耳に届く。その声に誘われるように手早く自分の硬茎にコンドームを纏わせて、優希の秘部に添える。

「今日はつけよう?」

いつもはつけるのを嫌がる優希も、他人の目が届くところを汚す気はさすがにないのか、素直に頷いてくれた。一度精を放って萎えた優希のものをゆっくりと擦り上げる。芯を持ったところで丁寧にコンドームを嵌めた。

和希は自分の分身に手を添えると、体重をかけて優希の中に押し入っていく。優希が嬌声を上げかけたので、自分の唇で優希の唇を塞いでそれを阻止する。

「ふッ、ん、ん、ッ・・・」

征服欲を満たすような耐え忍ぶ声に、背中がぞくぞくしてくる。腰を蹂躙し始めた疼きに、どうにも耐え切れなくなり、和希はいつもより性急に腰を打ち付けた。

馴染む前に求め始めた和希に、必死になってしがみ付いてくる優希を愛おしく感じる。そしてその姿にまた煽られて、頭の中を優希一色に染めた。こうなったら、もうあとは己の熱情に任せて優希を貪るだけだ。爪が肌に食い込む痛みも気にならないほど、ただ夢中になって一晩中優希を求めた。












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