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とおる亭

*BL小説* 全作品R18です。 閲覧は自己責任でお願いいたします。

25万年分の興味

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コメント

1. 無題

こんばんはー

ふふふ( *´艸`)
あの時のネタですね
楽しみにしてました(*´∀`*)

年下職人クンはいつも振り回されっぱなしなんでしょうねぇ
でも自作の筆で、逆に学者さんのカラダを隅々まで発掘してください(笑)

私の時は、ムキムキの考古学者さんでしたけど
てぃくびがエロい方がいいわ(笑)

ちなみに今日やってみたら

受け:シェフ(29)
→ノンケ。攻めに痴漢されて病みつきになり恋(?)がスタート。
攻め:職人(26)
→ヤンデレ。受けが好き。「可愛すぎて死にそう。」っていつも受けに言いまくってる。
#BLネタ自動生成
https://shindanmaker.com/712990

なんか似たのを引いてしまいました(笑)



Re:無題

ういちろさん、こんばんは~
コメントいただきまして、ありがとうございます!!

診断メーカーのお陰で、今までと違った領域に足を踏み込んでしまった気分です。
川端×藤堂、ち〇びとヤンデレのくだりが未消化なので、次回はそちらを前面に出してお届けしようと思います(笑)
ということで、不定期ながら続きます。

私も何回かあちらの診断メーカーで試してみたのですが、ヤンデレ攻めを引く率が高いです。
もう次回作は病むほどに受を愛でる攻でいくしかなさそうです(笑)

ただいまコメントを受けつけておりません。

25万年分の興味

「君のくれた筆、使い勝手がいいよ。」

珍しく藤堂から誘われて自宅に招かれてみれば、部屋は作業場と化していて、のんびり寛げる雰囲気とは言い難い。

「ほら、見て。この骨も、こんな綺麗になったんだよ。」

藤堂は大学で考古学研究室に籍を置き、准教授という立派な肩書を持っている。しかし童顔に似合わない大きな丸眼鏡を装着し、嬉々として発掘された遺骨を見せてくる酔狂さは相変わらずだ。

「呼んだ理由はコレですか?」

うんざりしながら携帯に収められた写真フォルダを閉じてホーム画面に切り替える。すると背景画像は頬骨が欠けた頭蓋骨。可愛い顔をして悪趣味にもほどがある。仕事柄使う筆を新調するついでに藤堂の分も注文して渡したのが間違いだった。満足のいく仕事をして舞い上がる気持ちはわかるが、爽やかな日曜の朝に人骨ばかり見せられる憂鬱さといったらない。

川端は年上の恋人から携帯を取り上げて、そのままソファへねじ伏せる。

「え・・・?」

「え、じゃないですよ。ずっとあなたの出張でお預け食らってたんですから。」

「川端くんって、変わってるよね。」

「あなたほどじゃないです。」

「そうかな?」

「そうですよ。」

学生たちから舐められたくないという理由で付けているらしい丸眼鏡を奪い取り、川端はテーブルへと放り投げる。虫除けという意味では上手く機能しているセンスの欠片もないアクセサリーは、度なしのプラスチックだ。

恋人を組み敷くと、直接刺激を与えるまでもなく、川端の分身は反応し始める。一方の藤堂はそんな様子の川端を、興味津々とばかりに観察者の眼差しを注ぎ続けている。曇りなき探求の目が、川端にとってはかえって毒だ。

「君が触れるとさ、こそばゆいのに昂ってくる。不思議だよ。」

差し向ける劣情をいとも簡単に浄化していくような藤堂の言葉と声。彼の興味は尽きることがなく、川端が触れるようになってからは興味の視線は肉体の変化にも及ぶようになったらしい。

「君に貰った筆、触り心地がいいから、骨に照りが出るんだよ。きっと彼らも気持ちがいいだろうね。君の手に触れられるのと、どっちがいいだろう。」

恋人とソファに沈み込んでする会話ではない。うっとりと話す藤堂のイカれ具合に、返すべき言葉は見つからない。こちらの愛撫に集中しているんだか、いないんだか。狂った言葉ばかり吐き出す口を、早く喘ぎ声に変えてしまわなければ、こちらまでおかしな思想に侵されそうだ。

「藤堂さん。お喋りはそれくらいにしましょう。」

黙らせたい時は自分の唇で藤堂の口を塞ぐのも一つの手だ。好奇心旺盛な彼は、決してキスを拒んだりしないから。

兆していない藤堂の分身を緩く握る。擦り上げるとたちまち硬くなって天を向いたが、藤堂はじっと川端の手を見つめるだけで、恥じらう様子は欠片もない。

「不思議だよね。昔の人間は本能を頼りに命を繋げてきたんだよ。僕は本を読むまで知らなかったのにさ。」

懲りない熱弁に耳を傾けて、注がれ続ける藤堂の熱い眼差しに川端は欲望を順調に漲らせていく。

「愛を語り合う脳もあった。君が僕を誘うように、結ばれるために策を練ったんだろうね。」

笑う妖艶さに落ちて、硬茎がはち切れそうに膨れる。

誘っているのは断じて川端ではない。食虫植物が蜜で昆虫を誘うように、甘い罠を仕掛けて取り込もうとしているのは藤堂の方だ。自身の魔性っぷりを理解していないらしい恋人に、川端は白い肌に噛み付くことで抗議する。

「命を繋げる行為、っていう意味では、君と僕がすることは建設的じゃない。」

最もな指摘にドキリと心臓を打ち鳴らし、川端は愛撫の手を一瞬止める。

「でも君との関係は凄く興味がある。どこに行き着くのか、じっくり見ていかなきゃね。」

艶やかに微笑みかけられ、藤堂の強い視線に捕まる。彼の手が熱の解放を促すように切羽詰まった川端の分身を擦り上げた。藤堂の目は川端の顔をロックオンしたまま離れない。

「ッ・・・うッ・・・」

全く抵抗も叶わないまま、藤堂の手に白濁の蜜をぶちまける。魅力的な物を愛でるように、藤堂は手に纏った川端の精を舐め取った。









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少々いつもと毛色の違うお話に辿り着いたきっかけはツイッターでのこと。
BLネタを自動で排出していただいたところ、以下のような診断がつきました(笑)

書くきっかけを作ってくださった、ういちろ様、ありがとうございます!!

ちなみに現生人類が誕生したといわれる(所説あり)25万年前を参照にタイトルとさせていただきました。
可愛い年上考古学者にする予定が、書いてみたら、頭のおかしい考古学者になってしまった。。。
ご容赦いただければと。。。



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朝霧とおる
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コメント

1. 無題

こんばんはー

ふふふ( *´艸`)
あの時のネタですね
楽しみにしてました(*´∀`*)

年下職人クンはいつも振り回されっぱなしなんでしょうねぇ
でも自作の筆で、逆に学者さんのカラダを隅々まで発掘してください(笑)

私の時は、ムキムキの考古学者さんでしたけど
てぃくびがエロい方がいいわ(笑)

ちなみに今日やってみたら

受け:シェフ(29)
→ノンケ。攻めに痴漢されて病みつきになり恋(?)がスタート。
攻め:職人(26)
→ヤンデレ。受けが好き。「可愛すぎて死にそう。」っていつも受けに言いまくってる。
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なんか似たのを引いてしまいました(笑)



Re:無題

ういちろさん、こんばんは~
コメントいただきまして、ありがとうございます!!

診断メーカーのお陰で、今までと違った領域に足を踏み込んでしまった気分です。
川端×藤堂、ち〇びとヤンデレのくだりが未消化なので、次回はそちらを前面に出してお届けしようと思います(笑)
ということで、不定期ながら続きます。

私も何回かあちらの診断メーカーで試してみたのですが、ヤンデレ攻めを引く率が高いです。
もう次回作は病むほどに受を愛でる攻でいくしかなさそうです(笑)

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